8月 2010 のアーカイブ




最後に実存主義の枠組みでトラベル…

ここでは看護に影響を与えた心理学すなわち精神分析や実存分析などから、ペプロウやトラベルビーの看護理論を説明します。
また、いわゆる「理論(実験)心理学」がなぜ看護では使われないのか、その理由を知るために「理論心理学」をざっと概観します。
さらに、臨床心理学でもっとも影響力のあった精神分析からのカウンセリングにいたる理論の流れを追います。
またさらに、サリヴァンの精神医学の影響を受けたペプロウ看護理論の基本的発想を説明します。
そして、現象学という哲学が実存主義的な心理学へと変化していく過程を追います。
最後に実存主義の枠組みでトラベルビーの看護理論を整理しなおします。

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最後に実存主義の枠組みでトラベル… はコメントを受け付けていません。 8月 28, 2010

 

ところで人間は生物学的な存在であると同時に、それぞれ固有の心理をもち、社会的に生きている存在、すなわち「生理心理社会的存在」です。
この心理的な側面と社会的な側面での適応の仕方(様式)は、生理的機能のように自動的な調整ではありません。生まれたあとから習得する、それも頭を使って習得し、かつ頭を使って行動のかたちにするものです。
このように、頭を使って自己を維持するのにふさわしいやり方(様式)を選びおこなわせるのが「認知器」です。
「認知」(Cognition)というのは、「知覚、学習、記憶、思考といった人間の知的作用一般」をさす言葉です。
自動的な反応とは異なる、人間の内的な知的活動を意味します。
生理的様式を使って調整し維持しようとしたのは、生物としての人間(私)でした。
では、頭のはたらき(認知)を使って維持しようとする「私」とは、どんな「私」でしょうか。
例えば、心理的な「私」と社会的「私」、という分類も可能でしょう。
しかしロイ理論では頭を使って(認知器によって)選ばれる適応様式は「自己概念様式」と「役割様式」と「相互依存様式」の3つです。
してみると、この3つの適応様式によって維持されるのは、どんな「私」(人間)なのでしょうか。
私見によれば、それは以下の3つであるように思われます。
(1)自己概念様式→私にとっての私(一人称的世界)。
(2)役割様式→彼らにとっての私(三人称的世界)。
(3)相互依存様式→あなたにとっての私(二人称的世界)。
 

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  はコメントを受け付けていません。 8月 22, 2010

ですから「看護エージエンシー」と…

患者とはいえ人間ですから、自分で自分の面倒をみている(セルフケアする)わけです(例えば、息が苦しければ□を開けます)。
しかし、治療場面の患者のセルフケアにおいて、満たしてやらねばならないニードが、患者自身の能力をこえてしまって、いわば必要と充足のバランスがくずれている、あるいはくずれそうな時、看護が介入するわけです(例えば、患者の呼吸困難を看護が解消してやらねばならない場合があるわけです)。
ここでオレムの用語について、触れておきましょう。
「エージエンシー」(agency)とは、「ある結果を引き起こす力」のことです。
ですから「看護エージエンシー」というのは「看護する力」のことです。
つまり看護者が患者に与える援助的な力のことですから、単純に「看護」と読みかえても大過ありません。
また「エージエント」(agent)とは「~するもの(者/物)」のことです。
ですから、「セルフケア・エージエント」という言葉は、「セルフケアする者」、つまり「自分で自分の世話をする者」、すなわち「本人」のことです。
また「依存的ケア・エージエント」というのは「依存的ケア」つまり「人に(頼って)してもらうケア」を「する者」(してあげる者)、すなわち「世話をしてやる人」のことです。
これはふつうは周りの家族などの人を指すでしょうし、もしその人たちでは力不足なら、ケアの手助けをする看護者をも指すことになります。
こうして「セルフケア」という考え方(概念)をつかうことで、オレムは看護がいつ患者に手を出すのかについてはっきりさせることができました。
それは患者が自分で自分のニードを満たせなくなった時、あるいは満たせなくなると予想される時です。
また「セルフケア」の考え方によって、看護の方向もみえてきます。
例えば、老人患者のニードに応えることは必要です。
しかしその老人が寝たきりになってしまい、いつまでも他人(依存的ケアのエージェント)の世話になるようでは、正しい看護とはいえません。
リハビリテーションなどをおこなって、患者ができるだけ自力で自分のことができる(セルフケアできる)ように、患者のセルフケア能力(エージェンシー)を向上させるようにもっていくべきです。

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ですから「看護エージエンシー」と… はコメントを受け付けていません。 8月 13, 2010

こういう変化に、きちんと対応して…

女性たちに求められている女性医療や、一生涯を通じた女性の健康に関する保健サービスも、今は、行政や全国の大学病院・国公立病院の一部門として市民権を得るにはまだほど遠い。
しかし、昨今、女性外来が注目されるようになって、にわかにあちこちの大学や病院で、女性外来が設置されだしたのは事実である。
女性外来って何?とよく聞かれる。
何をもって女性外来というかといっても、まだ基準のようなものはない。
今のところは、「女性が受診しやすい窓口として設けられた外来で、主に女性医師が診療にあたるところ」をさしているようだ。
これまでは、「女性の」医療をするところといえば、ほぼ産婦人科に限られていたし、以前には、女性の健康問題といえば、妊娠・出産の問題と、子宮や卵巣の病気に関するものに限られ、行政のなかで女性の健康を扱うところも、母子保健課だけであった。
しかし、現代の女性は、あまり子供を産まなくなった。
月経が来て体のしくみが妊娠に備えるようになっても、まだまだ、学校に行き、仕事をし、出産しない。
もしお産をして子どもを育てるようになっても、家庭にひきこもらず、ずっと社会とつながって生きていきたいと感じている。
また、結婚しない、あるいは子どもを産まない生き方をする女性も多くなってきた。
したがって、女性の健康問題も、母子保健の時代とはまったく様変わりしている。
現代の女性は、思春期の性の問題から、月経障害、自己の確立の問題、仕事と健康の両立、メンタリティの安定、生活習慣病、更年期や老年期の健康問題など、そのライフスタイルによって、またライフステージによって、さまざまな課題を抱えている。
こういう変化に、きちんと対応していこうとするのが、女性外来である。

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こういう変化に、きちんと対応して… はコメントを受け付けていません。 8月 12, 2010

4.科学的な証拠に基づく医療(E…

20世紀最後の50年間に、女性のライフスタイルはすっかり変わりました。身体の成長と性行動が早くなり、産む子どもの数は少なくなりました。一方では、私たちの会は、こう願う医療者学者教師ジャ‐ナリストなどが集まり、高学歴化し、職業をもって社会参加するのはあたりまえになりました。寿命も飛躍的に延び、30年以上も閉経後の人生をすごすようになりました。それにともなって、ボケたり寝たきりになったりせず、長い生涯をどのように健康の質(QOL)が高く、幸福に生きられるかが新しい課題となっています。女性の健康問題は、一元的な取り組みでは解決できません。医療・教育・行政に携わるすべての人々が、当事者としての女性の視点を中心に、同一の目的、身体・精神・社会面すべての面における実現をめざして協力しあうことが大切です。
1.従来の母子保健制度の枠を超え、女性の健康の視点からリプロダクティブ・ヘルス/ライツの推進をしましょう。
妊娠や分娩ばかりでなく、月経、不妊、望まない妊娠や性感染症の問題、更年期、女性ホルモンの積極的利用などについて考えていきます。
2.総合的な女性の健康を実現させる医療や保健システムの確立にむけて活動しましょう。
栄養や睡眠、ストレス、がん予防、メンタルケア、思春期や高齢者の問題など、女性の健康にも学際的な研究や医療が必要とされています。
3.子どもから大人まで、男女一緒の性と健康に関する教育を実現しましょう。
従来の性教育を見直し、個人の人権を尊重した科学的な健康教育が必要です。私たちは、性とこころの自己決定をサポートしていきたいと考えています。
4.科学的な証拠に基づく医療(EBM)の考え方を導入し、わが国の女性の健康に関する学際的調査研究を行っていきます。

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4.科学的な証拠に基づく医療(E… はコメントを受け付けていません。 8月 9, 2010

女性が、より健康に、幸せに生きる…

「医療は人が作る」ということ。どんなにりっぱな病院でも、実際に働いている医療者、つまり医師や看護師、技師、事務職員などが、なげやりな態度だったり、患者の気持ちを思いやらないようでは、患者に喜ばれるよい医療はできない。現場で患者さんに接するときにも、もちろんだが、診療の流れや取り決めを話しあったり、新しい検査や診療をとりいれたり、病院のシステムを作ったりしていく際に、患者のことを第一に考えるかどうかで、診療の内容や雰囲気もまったく変わってくるように感じていた。しかし、大きな病院の歯車のひとつとして働いていると、すでに取り決められたルーチンワークからはずれるのは難しい。少しずつ変えていこうとしても、なかなか進まないことも多かった。第一、病院に来るのは、すでにトラブルを抱え、どうしようもない状態になり困っている女性たちであった。臨床をやればやるほど、「こうなる前に、もう少し予防の知恵があったら。あるいは、もっと早い段階で相談してもらっていたら」と思うこともしばしばだった。1997年、「性と健康を考える女性専門家の会」の発足をきっかけに、わたしは病院の外の女性たちに会うようになった。一般の女性たち(わたしも一般女性の一人である)に働きかける仕事の重要性を再認識した。女性が、より健康に、幸せに生きるための、医学的・科学的な知恵というものを、みんなに伝えていきたいと思ったのである。そして、同時に、学生時代に思いえがいていた「総合的に女性を診る医療」を、考えはじめるようになった。

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女性が、より健康に、幸せに生きる… はコメントを受け付けていません。 8月 4, 2010

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